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DEEP PEOPLE

夫の帰宅を待って、遅い夕食をとりながら見た、NHKの『DEEP PEOPLE』。
今回たまたま見たのだが、「指揮者」が今回のDEEP PEOPLEで
年代の違う3人の指揮者がトークし、自分の指揮棒を見せ合ったり、
ステージ前の過ごし方を見合ったりと、面白い内容だった。

指揮者の楽譜は、全パートの譜面が並んで一目瞭然となっている。
オーケストラのそれぞれのパートを把握し、それぞれに自分が出してほしい音を
もらえるようリクエストし、指揮者のイメージするその楽曲の世界を創造していく。

オケとけんかをしたとか、オケのメンバーから辛辣な言葉を向けられたとか
そんな経験もしながら、そうした経験を踏んで、3人3様の在り方がある。

誰それの指揮する***はよかった、とか
わざわざ「誰それ指揮」と書いてあることが、いまいちピンと来ていなかったのだが
番組の中で、同じ曲を三人それぞれに指揮し、見比べ聞き比べるというところがあって、
わざわざと思っていたことの意味が、すとんと腑に落ちた。
指揮者によって、違う。同じ楽譜だろうに、曲の印象が変わる。

「指揮者」とひとくくりにするのは、職業ジャンルであって、
その中にはいろんな個性の、いろんな指揮者がいるんだと、番組を見て納得した。
楽譜に忠実な指揮者もいれば、譜面にない「間」を創造する指揮者もいる。
感性を磨き、感覚を研ぎすませ、作曲者の心情を理解し、楽譜を読み解き、解釈し、
曲の世界を構築し、そして自らタクトをふってその曲の世界を各パートに指示し、
表現として帰ってくるの確認する。

自分の創造した音の世界に包まれる歓喜といったら、ないだろうなあ!と思うと同時に
きっとその次の瞬間にも「ここはこういう表現もあったのではないか」という
新たな創造が始まるんだろうな…とも思った。

面白い。

オケとけんかをした指揮者が
「今の自分だったら、もっとうまく伝えるんだけど」というような発言をしていた。
当時は、自分が思っていることは、当然みんなも思っていると思っていた。
しかし、そうじゃないんだと気づいたと言った。
そこから「コミュニケーション」を大事にするようになった…という話だった。
「人間性」という言葉も、彼の口から語られた。

前日の「アクセスハートコミュニケーション」にも通じ、「復習」のような番組だった。
3日に再放送があるというので、もう一度見てみたいと思っている。
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