その出来事の中に直感がいくつ働いているか?

ワークショップの準備をしている時のことだった。
名札を準備していたのだが、福岡で開催した際の名札を外しながら、
今回の東京に参加される方々の名前に入れ替えていた。

ふと、ひとつ目と手が止まった名札があった。
「・・・えっと」
苗字から、その人のフルネームと顔の検索が脳内で始まる。
「あ、そうそう。Yさんだ」
近頃、物忘れが多い私は、思い出せたことに安堵して、その名札を外し、
今回の方の名前を差し込んだ。・・・どなたの名前を差し込んだかはまったく覚えていない。

全部の準備が終わって会場へ向かう。
嬉しいことに直前に参加者が増えたこともあり
広い会場に変更する手続きをしてから、会場ロビーに向かうと
すでにスタッフのみんなが揃っていた。

ふっと、嫌な予感がした。
(電話・・・)
私の身の回りに、持って来た荷物に、携帯電話の気配がない。まさか、、、。
バッグをみると、やっぱり持って来ていない。
幸い時間もあり、スタッフのみんなもいてくれる。
「取りに戻って大丈夫だよ」

スタッフのみんなの声もあり、取りに帰ることにしたが
自宅へ戻るのが、内心すごく面倒だった。
忘れ物をする自分にがっかりだったし、
自転車でまた往復することを思うと、自転車に乗る前からへとへとな気分だった。

しかし、携帯がワークショップの窓口電話になっている。
その責任感で取りに戻ると決めたが
そうでなければ、自分だけのことなら「別になくてもいい」になっただろう。

受付開始まで30分。自宅に向かって自転車をこぎ始めた。


(続く・・・)
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