人気ブログランキング |

手から手へ(5)

「へっぴりよめご」は、思いがけず反応は静かなものだった。
お笑い風にいうなら、「ウケ」なかった。
そう思うってことは、私の中に「ウケたい」っていう期待があったってことだ。

「ツバル」は、思いがけず子どもたちが思ったことや感じること、アイデアを
こっちが訊かなくても、次々に言ってくれて・・・うれしかった(^^)
これこれこうなので、こういうことを考えてください、という展開になるかと思ったら
いやいや、びっくり。
すごい! きれい! だけじゃなく、お利口さんな声だけじゃなく
魚が主食に近いんだと言えば、「俺はイヤだな」ともいい(お前は魚が苦手か?)
豚の丸焼きの写真には、「うえーーーーーーーーー、鼻も食うのか?」と、
すんごい顔をして質問する。・・・鼻も食うのか? ごめん、わからんわ。

思いつきで持っていったので、伝えられることは、自分の腹に落ちていることしかなかった。
子どもたちの、知りたいことを十分には伝えられなかったかもしれない。
あの子たちの反応を見てたら、もっともっと伝えたいなあと思った。

私も写真でしか、ツバルのことを知らない。本で知った情報でしかない。
これ、もし、私が自分の目で、自分の肌で、全身でツバルを感じていたら・・・・(^^)
伝える情報は、「魚が主食に近いんだよ」でも、そこにこもるものが違うよなあ!
ツバルで、釣れた魚を、食べる。
私の顔が、ツバルで魚食ってきました、っていう顔になる。
声になる、身振り手振りになる。




夕方子どもが帰ってきた。

「かーちゃん、ツバルの話のとき、ちょっとちがった」

「そっか?」

「へっぴりよめごのときとちがった、ちょっときびしかった」

「そっか。ふーん、そやったかな。そや、本は先生に貸したよ」

「先生、帰りに返してくれたけど、学童に持っていったら、
 学童の先生が貸してっていうから、貸してきた」

「そっか、それはそれは、よーござんした」




手から手へ。なんかうれしいなあ。



しかし・・・なんであたしは、自分の本、読まんかったんやろ・・・あほやなあ。
私の本気で語れる本やのに。

人気blogランキングへ