今朝、テレビをみていたら

毎朝、子どもの一緒に教育テレビでやってる

絵本の番組(7時20分頃からです)を観ています。

今朝は、日本昔話の「わらしべ長者」でした。

私はこの話が大好きです。

1本のわらしべが、みかんになり、織物になり、馬になり、屋敷になる。

そして「わらしべ長者」と呼ばれるようになるというお話です。

・・・あらっ?

こうやって「得たもの」だけ書くと、私の「好き」とはズレるなあ。


主人公は「得ようとして得ている」のではないんです。

死ぬ覚悟でいたのを観音様に救われて

観音堂の外で最初に拾ったものを大切にしなさいと告げられる。

その最初に拾ったのが「わらしべ」。一本のわらです。

「うそ〜、わら? そんなはずないわよ〜」ってポイってしませんか?

そのわらにアブをくくって、彼はアブを友に歩き出す。


今度は、泣いた子がそのアブのついたわらを「ほしい!」という。

「子どもが笑うってことは、いいことだ」と

観音様が「最初に拾ったものを大事にしなさい」といった

その(アブ付き)わらを子どもにやってしまいます。

「だめじゃ〜ん! それ大事なんでしょ!」と、思う。

でも、観音様の「大事にしなさい」ってことは・・・

ずっと持っていなさい、ということではないんですよね!

彼は、彼の気持ちが「大事だ」と素直に思うことに、そのわらを使いました。


彼の得たものは、転がってきたのではありません。

何もしないで得たのではなくて

苦しんでいる人や動物を助ける、困っている人に力を貸す中で、

相手が持っていたものが自分のところに移動してきた、巡ってきたんです。

巡って来方もさまざまです。みかんや織物は「お礼」でした。

でも、馬は、相手が「見切った」ものでした。

見切られた馬を引き取って、介抱して、元気になったら

その馬を欲しいと人が現れて、彼は屋敷に住めるようになるのです。


私はこの主人公の「すっと出る心」が好きです。

困っている人、助けを求めている人に、ひどいことをしている人にも

今、自分が持っているものを「どうぞ」と与えられる、その心が好きなんです。

日の光がすーっと差し込むような、明るさと温かさを感じます。

見るたびに、そうなりたいな、そうなろう!

そういう気持ちになれるお話です。
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by bluebean | 2005-02-10 09:21