電車の中で大笑い

打ち合わせの後、乗った山手線。

「座りたいな〜」と思っていると、一つ席が空いていた。

「らっき〜♪」と座り姿勢をとりかけたら

「ま、いいじゃないの、若いんだからさ」という声が聞こえてきた。

明らかにおばあちゃんの声。


かがみ加減の姿勢ではっと前を見ると、そこに三人組のおばあちゃんたちがいた。

私の後ろに並んでいた人たちだ、とすぐにわかった。

「やっぱり東京は寒いわね〜」
「そりゃそうよ、熱海は湯が沸くようなところなんだから」

ふ〜ん、いいな〜。なんて思いながら、聞くとはなしに聞こえてきた三人娘の会話。

あの人たちだ・・・。


「ま、いいじゃないの、若いんだから」

やべっ! 

かがみかけた姿勢を起こし、「どうぞ」と席を譲ろうとした。

ちらっと「でも、あっちは三人なんだよな…」という思いが頭をよぎったが

「どうぞ」の言葉はもう戻らない。


「あらやだ、いいのよ〜。座って座って」

なんと三人娘の一人、私の前のつり革につかまろうとしたおばあちゃん

私をど〜んと押し戻した!

「いえいえ、どうぞ」「いいのよ、いいのよ」「いえいえ」「いいのよいいのよ」

そしてとどめはおばあちゃんのこの一言だった。

「年寄りのユーモアだから、いいのよ」


おばあちゃんと私、思わず目を合わせて、車両中に響き渡る声でゲラゲラ笑った。

「あははははははははははははははははははははははははははは〜あ」

事の次第を知らない周囲は、無反応。私たちの笑い声だけがコダマした。


「いいのよいいのよ」といったおばあちゃん。

次の次の駅で、空いた席に、友達をぱぱっと仕切って座らせ

自分も座った。見事な早業だった。

・・・やっぱり座りたかったんじゃん、もぅ♪
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by bluebean | 2005-02-21 20:24